元不登校の社会人のブログ~清く正しい不登校の仕方~

不登校経験者がどうにかこうにか社会人になるまで

はじめに ~学校が終わっても、人生は続いてしまう~

タイトルの通り、学校が終わっても人生は続きます。
不本意ながら、不登校になってしまうのは仕方がないとしても、
学校に通う時期が過ぎ去った際に手元にあるのが、
「学校での嫌な思い出だけ」という状態ですと、なかなかに厳しいことになります。


私個人の話になってしまいますが、高校への進学を機に、
通わないと卒業できないという話を受けて、学校へ復帰できました。
卒業後の進路を考えたときに、お勉強もしないとまずいなと思い、
(浪人する余裕がなかったもので)中学校のお勉強がほぼほぼ抜け落ちた状態からでしたが、
初めてちゃんと受験勉強をしました。
やはり、さぼっていた分をカバーするのに時間がとられてしまい、
第一志望への合格は叶いませんでした。
時間がもうちょっとあればなあというのが、振り返っての率直な感想です。


大学進学後は、対人関係の苦手意識も薄れ、順調だったのですが、
大学在学中に病気にかかってしまい、頑張って合格した大学を中退しました。
時間をかけて治療をし、すっかりよくなったのですが、就職をするのが大変でした。
周囲の人間みんな(家族、友人、主治医などなど)が「時間をかけて治せばいいよ」と
言ってくれて、そのおかげで今の私があります。
しかしながら、社会は待ってくれないのです。


日本に住んでいて、日本で就職をするという前提で話を進めさせて頂きますが、
就職をする際のおおまかな選択肢は、
・新卒(数年の猶予が与えられる第二新卒含む)
・中途採用(大方の求人は経験者向け)
・人手の足りない分野(随時募集)
この3つに分類できるように思います。
何を伝えたいかというと、病気による中退で新卒を逃すのであれ、
不登校によって新卒を逃すのであれ、新卒を逃すといきなり選択肢が狭まり、
えらい目にあいます。
(新卒一括採用をやめる方向の動きが企業にあるようですが、
不登校→ニートのコースを辿った方々や、
大学中退→(たとえば治療のため)ブランクあり
の場合に、新しい枠組みがどう作用するのかは見えてきません)


長くなってしまったので、今回はこのあたりで終わりにさせて頂きますが、
・不登校はOKでも、勉強をしないという選択肢はNG
・理由がなんであれ新卒を逃すと厳しい


厳しめの内容になってしまいましたが、戦略的に不登校の時期を過ごして頂ければと思います。


読んで下さってありがとうございます。
感想、質問等ございましたら、お気軽にどうぞ^^